歴史

 当管弦楽団は1920年、東京帝国大学音楽部として発足しました。

 当時はオーケストラといえば、宮内省や上野の音楽学校の他には九州大・慶應大などいくつかの大学にあるに過ぎず、プロのオケはまだ誕生していませんでした。 その後楽器や楽譜の調達に苦労しながらも発展し、大正から昭和初期にかけては本邦初演の曲も少なくなかったとのことです。

 戦後本郷とは別に旧制一高のオケを前身として駒場にもオケが誕生して、最初は別々に演奏活動を行っていましたが1953年に合併しました。 昭和30年代(1955年以降)に入ってから著しい発展を遂げ、特に1959年に早川正昭氏が常任指揮者に就任して以来近代曲なども意欲的に取り上げるようになり、部員も増え昭和30年代末までには100人を越えるようになりました。 そして1966年にはヨーロッパ演奏旅行を行い好評を博しました。

 その後東大紛争下の新入生の募集停止による部員減少などを始めとする数多くの困難に直面しましたが、現在では約130人の部員を擁する大規模なオーケストラへと発展しています。 創立以来近衛秀麿・柴田南雄・別宮貞雄・早川正昭の各氏をはじめ音楽界に数多くの人材を送り出しており、また107回の定期演奏会をはじめ演奏旅行も多数行なっています。

活動

サマーコンサート

 毎年7月下旬から8月上旬にかけて行なうコンサートツアーで、東京近郊と全国各地へ演奏旅行を行います。

 ひとつのプログラムをさまざまなホールで別々のお客様の前で演奏できるというのは、アマチュアのオーケストラではなかなか味わえない貴重な体験でしょう。

定期演奏会

 毎年1月に東京で行なうコンサートです。この定期演奏会は一年の締めくくりであることからかなりの大曲を演奏することも多く、都内の著名なホールで行なわれています。

音楽教室

 毎年6月中旬~7月下旬、サマーコンサートとあわせて、各地を回りながら小中学生を中心に、時には広くその地域の皆さんも対象にして各校の体育館やホールを借りて演奏するというものです。通常のコンサートと違って曲目も有名なものを選び、演出もいろいろな工夫を凝らして、一人でも多くの子どもたちがオーケストラに親しんでくれるようにしております。

五月祭

 毎年5月に開催される東京大学五月祭において、当団では普段練習している第二食堂3階ホールと、有名な東京大学安田講堂でも演奏を行います。 この演奏会では音楽教室で演奏される予定の曲を演奏いたします。また、観客の皆さまにも指揮者を体験していただく「指揮者コンクール」という企画もございます。

 この演奏会の前後には、有志での室内楽演奏も披露いたします。

駒場祭

 毎年11月に行われる東京大学駒場祭では,その名にふさわしく駒場の学生一、二年生を中心としたオーケストラが演奏を行います。 殆どの一年生にとってはこの演奏会が初舞台となります。

 五月祭同様、有志による室内楽演奏も披露されます。こちらはすべての学年が参加します。

式典演奏

 唯一の「東京大学公認オーケストラ」として、入学式や卒業式での奏楽も行います。

 式中で東京大学学生歌「ただ一つ」「大空と」の伴奏を行う他,入学式ではワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より「第一幕への前奏曲」を,卒業式ではバッハやヘンデルの管弦楽曲を演奏いたします。

指揮者の紹介

名誉指揮者
早川 正昭東京大学農学部卒/東京藝術大学作曲科卒/広島大学名誉教授/
新ヴィヴァルディー合奏団常任指揮者
桂冠指揮者
三石 精一東京藝術大学指揮科卒/元読売日本交響楽団専任指揮者/
元東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・常任指揮者/
東京音楽大学名誉教授
常任指揮者
田代 俊文東京音楽大学指揮科卒/東京音楽大学指揮科教授
河原 哲也東京音楽大学指揮科卒

トレーナーの紹介

名誉トレーナー
井上 将興東京藝術大学中退/マンハッタン音楽院卒/元東京音楽大学教授
堀   伝桐朋学園短期大学音楽科卒/サイトウ・キネン・オーケストラ/
水戸室内楽管弦楽団/洗足学園大学講師/元NHK交響楽団ヴァイオリン奏者/
元東京交響楽団コンサートマスター
井料 和彦広島大学卒/元東京フィルハーモニー交響楽団首席ファゴット奏者/
東京フィルハーモニー交響楽団団友
津堅 直弘国立音楽大学卒/元NHK交響楽団首席トランペット奏者/国立音楽大学客員教授/
洗足学園音楽大学客員教授/東京音楽大学教授/
尚美学園ディプロマコース講師/沖縄県立芸術大学講師
弦楽器トレーナー
青木 高志桐朋学園大学卒/元東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター/
The Orchestra Japanコンサートマスター/モルゴーア・クァルテット(1992-2001)/
国立音楽大学准教授
桑田  歩新日本フィルハーモニー交響楽団客員首席チェロ奏者/元NHK交響楽団首席代行チェロ奏者/
元群馬交響楽団首席チェロ奏者/元新星日本交響楽団(現 東京フィル)首席チェロ奏者/
昭和音楽大学客員教授
堀江 和生東京藝術大学卒/東京都交響楽団ヴィオラ奏者
堀  了介1967年日本音楽コンクール第一位/ウィーンコンセルバトリューム卒/
東京音楽大学教授/サイトウ・キネン・オーケストラ/水戸室内管弦楽団/
元NHK交響楽団首席チェロ奏者
吉田  秀東京藝術大学卒/NHK交響楽団首席コントラバス奏者/東京藝術大学教授/
東京音楽大学客員教授
木管楽器トレーナー
大森  悠大阪フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者
菅原  眸東京藝術大学卒/デトモルト音楽大学留学/元東京音楽大学講師/
元愛知県立芸術大学教授/元NHK交響楽団ファゴット奏者/
日本ファゴット(バスーン)協会名誉会長/
International Double Reed Society 2nd Vice President
中川 鉄也東京音楽大学卒/ドイツ国立フライブルグ音楽大学卒/フリー演奏家
山本  忠東京藝術大学卒/元東京都交響楽団ファゴット奏者/東京都交響楽団団友
金管楽器トレーナー
在原  豊元東京金管五重奏団トランペット奏者/元昭和音楽大学講師
北村 源三東京藝術大学卒/元NHK交響楽団首席トランペット奏者/国立音楽大学音楽招聘教授
須山 芳博ヴュルツブルグ音楽大学大学院修了/
元東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席ホルン奏者/元東京金管五重奏団/
武蔵野音楽大学専任講師/洗足学園音楽大学客員教授
打楽器トレーナー
堀尾 尚男東京音楽大学卒/神奈川フィルハーモニー管弦楽団ティンパニ・打楽器奏者/
東京音楽大学非常勤講師

※弦楽器・木管楽器。金管楽器・打楽器のセクションごとに敬称略、五十音順で掲載しております。